【コラーゲンだけ摂取しても意味がない?!】コラーゲンの効果的な摂取方法とは?

肌のハリや弾力を与えてくれる “コラーゲン”

女性を中心に、サプリメントやコラーゲンを多く含んだ食品などを意識して摂取している方も多いのではないでしょうか?

まさか、“コラーゲン” だけ摂取してませんか?!

今回は “コラーゲン” の効果的な摂取方法についてです。

 

 

コラーゲンはタンパク質

肌のハリや弾力を与えてくれる “コラーゲン”

特別な物質だと思われている方もいるかもしれませんが、“コラーゲン” はタンパク質のひとつです。

コラーゲンは皮膚や骨(軟骨)などに多く含まれ、眼球や血管においても重要な役割を果たしています。

わたしたちの体内に存在するコラーゲンの総量は全タンパク質の25%を占めるほど多く存在します。

保湿成分として、“セラミド” というものがあります。

“セラミド” は、肌の表面にある成分で肌の水分の蒸発を防いだり、外部からの障害から皮膚を守る働きがあり、年齢とともに減ってしまい、シワやたるみの原因となります。

“セラミド” は肌にとても効果的な成分ですので、セラミド配合の化粧水などを積極的に使用することをおすすめします。

 

コラーゲンはそのまま吸収されない

美容のためにと、サプリメントや食品などから “コラーゲン” を意識して摂取している方も多いかと思います。

ただ、摂取した “コラーゲン” はそのままの状態では体内に吸収されません。

サプリメントなどで摂取した “コラーゲン” は消化管でアミノ酸に分解されてから、腸から体内に吸収されます。

このようにして吸収されたアミノ酸は体内で再びタンパク質に変換されるのです。

“コラーゲン”は、グリシン、プロリン、アラニン、ヒドロキシプロリンという4種のアミノ酸で構成されています。

また、構造の違いによって様々な種類の “コラーゲン” があります。

 

コラーゲンが合成されるわけではない

タンパク質の一種である “コラーゲン” はアミノ酸に分解されて体内に吸収され、体内で再びタンパク質に変換されます。

しかし、残念なことに “コラーゲン” を摂取したからといって、再び体内でコラーゲンが作られるとは限らないのです。

“コラーゲン” を含めタンパク質はアミノ酸で構成されており、吸収されたアミノ酸は様々なタンパク質へと変換されます。

そのため、サプリメントや食品などでたくさん摂取しても肌など体内のコラーゲン量が増えるとは限らないのです。

サプリメントなどで摂取した “コラーゲン” は必ずしも体内で再び “コラーゲン” となるわけではありませんが、タンパク質やアミノ酸を積極的に摂取することは美容にとって良いことです!

 

コラーゲンだけでなく、“ビタミンC” や “鉄” も一緒に摂ることが重要!

わたしたちの体内では、アミノ酸から “コラーゲン” が合成されますが、その合成には “ビタミンC” と “鉄” が深く関わっています。

そのため、ビタミンCと鉄分が不足すると “コラーゲン” が合成できなくなってしまいます。

サプリメントなどで、“コラーゲン” を摂取している方は、ビタミンCや鉄分も合わせて積極的に摂取することが重要なのです。

 

化粧水に含まれる “コラーゲン” は意味がない?!

肌の保湿などを目的に、化粧水などに “コラーゲン” が含まれているものがあります。

“コラーゲン” は保湿性の高いタンパク質で、肌の潤いを保つために、とても効果的ですが、 “コラーゲン” はとても分子が大きい物質であるため、肌から吸収させることは難しいのです。

ただ、化粧水などに含まれる “コラーゲン” は全く意味がないわけではなく、一時的に肌に膜をつくり、肌からの水分の蒸発を防ぐことによる保湿効果が期待できます。

化粧水の成分は、そのほとんどが水分で、時間が経てば効果はなくなります。

肌の保湿には、皮脂に近い成分の、オイルや美容液、クリームがおすすめです。

この記事が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

最後までご覧頂きありがとうございました。



 

 

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