脂肪を燃焼させる!? “ケトジェニックダイエット” その効果と注意点 

“ケトジェニックダイエット” 聞いたことありますか?

“DASHダイエット“ に “パレオダイエット” そして “ハイプロテインダイエット“ などいろいろなダイエット方法があります。

今回は、糖質を制限して脂質を多く摂取する “ケトジェニックダイエット” についてのお話です。

 

ケトジェニックダイエットとは?

簡単にいうと、“ケトジェニックダイエット”とは、糖質を制限して脂質を多く摂取するダイエット方法です。

糖質を制限するだけなら、糖質制限ダイエットと変わりありませんが、ポイントは、脂質とタンパク質をしっかり摂取するということです。

では、その具体的な内容と注意点を以下にまとめました。

 

“糖質制限“ 糖質を1日50g以下にする

まずは、糖質を1日50g以下に抑えるようにします。

糖質50gというのは、ご飯茶碗1杯分(炊いた白米として150g)程度が目安になります。

ですので、ケトジェニックダイエットにおいては食べられる糖質の量は、1日ご飯茶碗1杯分ということになります。

ご飯好きの方には厳しいかもしれませんね。

また、果物にも糖質が多く含まれており、バナナ1本で糖質がおよそ30g含まれているので、果物の食べ過ぎにも注意しなければいけません。

 

糖質のなかでも、白米や小麦粉、精製糖などの白いものを控えるとよいといわれます。

白米よりも玄米などを食べるようにしましょう。

脂質とたんぱく質を多くする

糖質を制限した分、代わりに脂質とタンパク質をきちんと摂取するようにします。

タンパク質は、筋肉を肥大そして維持するのに必須な栄養素です。ただし、タンパク質の過剰な摂取は体内で糖新生というシステムが働き糖質が体内で合成されてしまうので注意が必要です。

タンパク質の摂取では、良質は脂質も一緒に含まれる牛肉やマグロ、サバなどがおすすめです。

脂質は、オリーブオイルやアーモンドなどがおすすめです。最近は流行りのオメガ3系脂肪酸(アマニ油、えごま油、くるみ、さば などに多く含まれています。)もいいですね。逆に、マーガリンやショートニングに多く含まれている不飽和脂肪酸といわれる脂質は控えましょう。

 

ケトジェニックダイエットではエネルギー摂取量を以下のような割合にするのが理想です。の【糖質は約10%、たんぱく質は約30%、脂質は約60%】

 

野菜もきちんと食べよう

これは、ケトジェニックダイエットだけに限らず重要なことですが、野菜もしっかり摂取するようにしましょう。

食物繊維を多く含む野菜をたくさん摂取することで、腸内環境が改善されてより痩せやすい体質になります。

ただし、サツマイモ、じゃがいも、かぼちゃ、ごぼう、レンコンなどは糖質が多く含まれているので、糖質制限を必要とするケトジェニックダイエットにおいては注意が必要です。

 

無理のない有酸素運動でより効果

食事を管理したうえで、体内の余分は脂肪を燃焼させるのに有酸素運動が有効となります。

息があがらない程度のジョギングやウォーキングをしましょう。ただし、有酸素運動がいいからといって高負荷そして長時間の運動は逆効果となってしまいます。

1日数分から30分程度でいいので無理のない範囲で有酸素運動を取り入れるようにします。

 

ケトジェニックダイエットの注意点

個人差はあるかと思いますが、健康的に痩せることができると評判のケトジェニックダイエットですが注意点やデメリットがあります。

もし、このダイエット方法を試そうと思われた方は、以下のことを理解したうえで取り組むようにしましょう。

脱力感、ふらつきに注意

ケトジェニックダイエットをはじめたて間もなく、脱力感やふらつき、頭痛などの症状がでることがあります。

これはケトフルともいわれ、ケトン体がエネルギー源になって間もない時に生じる体調不良のことです。

これらの症状がでている場合には有酸素運動はしないようにしましょう。

 

 

特有の体臭がすることがある

ケトジェニックダイエットをはじめると、おもに脂肪がエネルギー源になり、ケトン体というものが体内で多く作られるようになります。

個人差はありますが、このケトン体が気になる体臭の原因なることがあります。

とくに運動しているときや、汗をかいたときなどに感じることがあります。こまめに汗を拭きとるなどの対策が必要となる可能性があります。

 

食費が高くなる傾向がある

糖質を制限して、良質なタンパク質や脂質を摂取する生活を続ける場合、食費が高くなる傾向があります。

個人差はありますが、ケトジェニックダイエットの効果が現れるのに数週間から1ヶ月程度といわれています。

また、ケトジェニックダイエットをやめたからといって、ある程度の規則正しい生活をしていれば、すぐに太ることはありません。

体型や身体の状態をみながら、ケトジェニックダイエットを中止する期間を設けることも、コストパフォーマンスを考えると必要なことかもしれません。

上記のようなデメリットもありますが、ケトジェニックダイエットには以下のようなメリットもあります。

・短期間で体重が減る
・体脂肪が減る
・代謝がよくなる(汗をよくかくようになる)
・空腹感が抑えられる
・集中力が高まる
・睡眠の質が向上する
・老化を防ぐ

この記事が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

 

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