“たるみ” や “しわ” のない、張りのある肌
そんな肌を目指して、顔のマッサージを行っている方も多いのではないでしょうか。
オイルを使ったマッサージ、美顔ローラーなど様々な方法がありますね。
肌に良いと思ってやっている、その顔のマッサージ、逆効果かもしれませんよ。
今回は、“正しい顔のマッサージ” についてです。
顔のマッサージのしすぎは逆効果
念入りに、顔のマッサージをするのは何だか良いイメージがあるかもしれませんが、やり過ぎは逆効果です。
マッサージをやり過ぎることで、肌の表面のハリをつくる繊維組織を壊してしまいます。
また、引っ張るや押すなどの、刺激があるマッサージは効果があるように感じる方もいるかもしれませんが、これも繊維組織を壊してしまうためやめた方がいいマッサージの方法です。
このように間違った顔のマッサージは、逆に肌のたるみの原因となってしまう可能性があります。
肌の擦り過ぎは黒ずみの原因になる
顔のマッサージをする際に、ゴシゴシと肌を擦るようにする方がいますが、これも間違ったマッサージの方法です。
肌を擦り過ぎると、黒ずみの原因となるケラチノサイトやメラニンができてしまいます。
オイルなどを使用して、肌に過度な刺激を与えないようにマッサージすることが重要です。
フェイシャルオイルは、いろいろなものが販売されています。自分の肌にあったオイルを選ぶようにしましょう。
洗顔のしすぎは乾燥肌の原因に
過度な洗顔は、肌荒れや乾燥肌の原因となります。
健康な肌は、皮膚に常在菌というものがあり弱酸性に保たれ、有害な菌が増殖しないように守ってくれています。
しかし、過度な洗顔をすることで、これらの常在菌が減ってしまい、肌を守る機能が弱ってしまいます
洗い過ぎが原因で皮脂や常在菌が減り、肌を守る機能が回復せず慢性的に乾燥する。
洗顔後、新しい皮脂は2~3時間程度で分泌され肌を乾燥から守る機能も再生します。
顔のマッサージは毎日でなくてもOK!
毎日、顔のマッサージをすることで血流なども良くなり、より効果があるように感じるかもしれませんが、マッサージは毎日する必要はありません。
逆に、毎日マッサージをすることによって、過度に肌に負担をかける可能性があります。
マッサージは1週間に1~2回、また1回のマッサージは5分程度で十分効果があるとされています。
どうしても毎日、マッサージをしたいという方は、今日は頬のまわりを、明日は鼻のまわりをなどと、マッサージをする部分を変えてみると良いでしょう。
美顔ローラーは短時間の使用を
美顔ローラーは、血流やリンパの流れを改善し、むくみの解消などに効果があるとされています。
ただし、美顔ローラーも顔のマッサージと同じように使い過ぎると肌のハリをつくる繊維組織を壊してしまい、逆に “しわ” や “たるみ” の原因となってしまいます。
テレビを観ながら、または雑誌を読みながらなど何かをしながら、無意識に長時間にわたり美顔ローラーを使用している方は注意しましょう。
美容に良いイメージのある “コエンザイムQ10”
ですが、“コエンザイムQ10” が肌によいと結論づける論文はないようです。
ただ、 “コエンザイムQ10” は抗酸化物質の一種で、疲労回復などの健康面では効果が期待できます。
美顔スチームも注意が必要
肌の保湿を目的とした、美顔スチームも使い過ぎは逆効果です。
スチームを直接、肌に長時間当て続けると皮膚がふやけてしまい、肌の潤いを保つ角質層が壊れてしまいます。
肌の乾燥を防ぐためには、加湿器などで部屋全体を加湿することをおすすめします。
エアコンを使用中は、思っている以上に乾燥状態になりますので、意識して部屋の加湿を心掛けるようにしましょう。
この記事が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
最後までご覧頂きありがとうございました。