【健康にもっとも大切なこと、それは食事】おなかの調子を整えて幸せに

毎日、健康で楽しく過ごしたい!

運動をしたりバランスの良い食事を心掛けたり、またはサプリメントや健康食品を活用したり

健康を考えて行動されている方はとても多いはずです。

今回は、その中でも食事によって腸内環境を整えることが健康につながるというお話です。

 

【健康にもっとも大切なこと、それは食事】おなかの調子を整えて幸せに

免疫力の70%は腸が決める!?

わたしたちの免疫と腸内環境は密接に関係しているのを

知ってますか?

乳酸菌を含んだ商品など、おなかに良いことをすると

元気になるようなイメージはあるけど・・・

免疫の主役的存在であるリンパ球ですが、

からだ全体の約70%が小腸の腸管粘膜にあるのです。

おなかの中に、そんなに免疫細胞が集まっているの!?

腸のなかには、数多くの免疫細胞が存在する!

わたしたち人間の小腸は、広げるとテニスコート1個分ほどの広さがあります。

そこに免疫の主役的存在であるリンパ球が、からだ全体の約70%も存在し病原菌などが体内に入るのを防いでいます。

リンパ球にはNK(ナチュラルキラー)細胞やT細胞、B細胞などいくつか種類があり、それぞれ異なる働きをしています。

なかでもNK細胞はほかの免疫細胞よりも、すばやく外敵に反応して攻撃を仕掛け、ウイルスに感染した細胞やガン細胞などを殺傷する能力が高い細胞なのです。

免疫は年齢を重ねるたびに弱まってしまう?!

わたしたちの免疫力は残念ながら、年齢を重ねるごとに低下してしまいます。

免疫力のピークは20歳くらいといわれ40代でピークの半分、

70代ではピークの10%程度までに低下してしまいます。

免疫力が低下することによって、感染症やガンのリスクが高くなります。

前述のとおり、リンパ球の約70%が腸内に存在するので、腸内の環境が悪くなると一層、免疫力の低下に拍車がかかってしまうのです。

腸内細菌が免疫を活性化させる!

NK(ナチュラルキラー)細胞やT細胞などの免疫細胞は、わたしたちの腸内にいる細菌、いわゆる腸内細菌が出す物質によって活性化されます。

腸内細菌がつくりだす短鎖脂肪酸が免疫グロブリン(IgA)の産生を増強します。IgAは粘膜において病原菌の侵入を防ぐ働きがあります。

また、腸内でつくられたIgAは血流にのって全身の免疫に関与することになります。

このように、わたしたちの免疫と腸内細菌には密接な関係があるのです。

免疫細胞の多くが腸内に存在し、腸内細菌がそこに大きく関与している。

 

健康で長生きするには腸が喜ぶ食生活を

腸と免疫細胞が深く関係しているのはわかったけど、

どのようなことをすればいいの?

免疫細胞を活性化させるには腸内細菌がつくりだす物質が

重要です。

なので、腸内細菌が喜ぶことをしてあげればいいのです。

腸内細菌が喜ぶこと?!

何それ? おなかを温めるとか?!

おなかを温めることも大切ですが、

腸内細菌が元気になるようなエサをあげること、

つまり、腸内細菌が好む食事をすればいいのです。

健康とは、心と身体どちらも良い状態であること

健康とは健体康心という四字熟語の略で、WHO(世界保健機構)では健康を次のように定義しています。

・なにを食べてもおいしいこと

・よく眠れること

・すぐに疲れを覚えないこと

・快い便通があること

・風邪ぎみではないこと

・体重が変わらないこと

・毎日が楽しく明るいこと

すなわち心と身体のどちらも良い状態でないと健康とはいえないのです。

腸内細菌は運命共同体

腸内細菌には、母体(わたしたちの身体)を弱らせたり死なせたりしまわないように、人間の健康を維持するさまざまな機能が組み込まれています。

つまり、わたしたちの身体と腸内細菌はお互いが助け合って良い関係を築く、相互扶助関係にあるのです。

わたしたち人間は、腸内細菌のおかげで生きている、いや「生かされている」といっても過言ではないのかもしれませんね。

腸内細菌は一生涯、人生を共に生きていく運命共同体なのです。

腸内細菌がもたらす効果には、【食べ物の消化・吸収と排泄物の形成】

【免疫機能の維持】【セロトニン/ドーパミンの前躯体の合成】

【ビタミンの合成】【有害物質の排除】【腸の蠕動運動の促進】など

わたしたちに健康維持を手助けしてくれているのです。

食生活を見直して腸を元気に!

腸を元気にする、すなわち腸内環境をよくするには腸内細菌が喜ぶことをしてあげることです。

腸内細菌が元気になるようにエサを与えましょう。

そのエサとなるのが食物繊維です。

日本人の食生活は欧米化したこともあり野菜などの食物繊維の摂取量が減っています。

たまねぎ、長ネギ、ごぼう、バナナなどに含まれるオリゴ糖は善玉菌のビフィズス菌の大好物
味噌や醤油、納豆、ヨーグルト、キムチなどの発酵食品は腸で善玉菌が増えやすい環境をつくる

腸内細菌は食物繊維で育つといっても過言ではありません。

上記のほかに、きのこも腸の機能を活発化させる成分がたっぷりで、

なかでもβ-グルカンという免疫増強物質が豊富です。

健康には腸が喜ぶ食生活(食物繊維やオリゴ糖を積極的に摂取する)が重要である。

関連記事⇒【プレバイオティクスで腸内細菌を元気に!】腸内フローラ改善が健康の鍵

 

腸は何歳からでも改善することができます。

食べて消化して便として排泄する、当たり前すぎて意識することがないことですが、

わたしたちの腸内では日々、健康で過ごせるようにと免疫細胞と腸内細菌が働いています。

ときには、おなかのことを考えて生活してみてはいかがでしょうか。

この記事が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

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