あなたの腸、もれているかも!?知ってますか?【リーキー・ガット症候群】

“リーキー・ガット症候群” 聞いたことがありますか?

腸もれ症候群ともいわれ、近年になって研究が進められている分野です。

原因不明の体調不良などは、この腸もれが原因となっている可能性が指摘されているのです。

今回の記事は、リーキー・ガット症候群とはどのようなものか解説します。

その体調不良、腸に原因があるかも!?

最近、疲れやすくて・・・

特に疲れるようなことはしてないんだけど

それは “腸もれ” が原因かもしれないですよ。

何それ!?

痔みたいなもの??聞いたことないけど

いやいや、痔とは違うものですよ。

“リーキー・ガット症候群”ともいわれ

近年、研究が進められるいる分野です。

リーキー・ガット症候群とは?

リーキー・ガット症候群とは、小腸内部の粘膜に隙間ができ、

そこから毒素や細菌、未消化の食べ物などが吸収されて

身体に様々な不調を引き起こすといわれています。

健康な状態であれば、腸は体に必要なものだけを吸収し、

有害なものなどが体内に入らないように防いでくれてます。

リーキー・ガットのリーキーは Leakyリーキー【漏れる】・ ガットはGutガット【腸】をあらわしています。

このことから、リーキー・ガット症候群は、“腸もれ” ともいわれます。

原因不明の倦怠感やアレルギー症状など、このリーキー・ガット症候群(腸もれ)が原因かもしれないのです。

どのような症状があるのか?

とくに思い当たることもないのに、

疲れやすかったり、鼻づまりや湿疹などアレルギー症状がでたり、

医療機関を受診し、血液検査など特に問題はない・・・

「しょうがないよね・・・」と諦めてしまうこともあるかもしれません。

それらの症状は、もしかしたら “腸もれ” が原因かもしれません。

リーキー・ガット症候群(腸もれ)の症状として以下のようなものが考えられています。

リーキー・ガット症候群(腸もれ)が疑われる主な症状                          下痢や便秘、頭痛、慢性疲労、慢性アレルギー、慢性蕁麻疹など
これらの症状は、ほかの疾患などが原因で起きている可能性もありますが、
さまざまな検査などをしても原因がわからないという場合には、
“腸もれ” を疑うのもひとつの選択肢として考えてもいいのかもしれません。

現代の医学でも明確にわからないことは意外と多いものです。

リーキー・ガット症候群を含め、さまざまな選択肢のなかから

原因を考えるというのは大切ですね。

リーキー・ガット症候群は病気じゃない?!

医師のなかには 「リーキー・ガット症候群なんてものはない」という見解もあります。

まだ、研究が進められている段階であるため、医学的には仮設上の疾患という扱いになっています。

まだ、研究の途中でわかっていないことも多いのは事実ですが、

腸内環境を整えることは間違いなく、わたしたちの健康に直結するものです。

 

この“腸もれ”といわれる現象はめずらしいことではなく世界中の多くの人の間で起こっているといわれ、

欧米では“リーキー・ガレット・シンドローム”と呼ばれ「心身に様々な不調を引き起こすトラブル」「多くの重大なな病気につながる可能性が高いトラブル」として注目されています。

健康を考えるならば、腸内環境を整えることは必須

健康のためには、やっぱり運動かな?!

確かに運動は大切ですけど、

食生活の改善を考えたほうが近道ですよ。

やっぱり食事の見直しは避けて通れないのね。

健康増進やダイエットなどに関心がある人は

耳にタコができるほど見聞きしているかと思いますが、

食生活の改善は必須です。

何が “腸もれ” の原因となるのか?

ひと昔前の日本では食物アレルギーというのはほとんどなかったといわれています。

近年、増加している食物アレルギーは腸もれが関係している可能性があると研究が進められています。

リーキー・ガット症候群(腸もれ)の原因として以下のようなものが考えられています。

リーキー・ガット症候群の原因とされるもの                          食生活の乱れ(食物繊維の少ない食事など)、カンジダ菌、グルテン、抗生物質、ストレスなど

まだリーキー・ガット症候群を正確に判断する基準などはありませんが、

腸内フローラを調べることによって、腸内環境の状態を知ることができます。

悪玉菌の割合が増えているようであれば腸内環境は悪化しており、リーキー・ガット症候群が疑われます。

甘いもの、小麦粉を控えめに!

砂糖(特に上白糖やグラニュー糖などの精製糖)食品添加物を多く含んだ加工食品は腸内環境を悪化させる代表的なものです。

普段は問題のない菌であるカンジダ菌というものがありますが、

カンジダ菌は糖分が大好物です。

糖分が多い食品を摂取することでカンジダ菌が増殖し、身体にさまざまな不調をもたらします。

また、小麦粉に含まれているタンパク質の一種で “グルテン” はたくさん摂取することで腸の炎症を引き起こす可能性が指摘されています。

小麦粉の中でも、パンを作るときによく使われる強力粉はグルテンを多く含みます。

糖分を多く含んだ食品、小麦粉を使ったパンや麺類を控えてみましょう。

グラニュー糖などの精製糖や、小麦粉に含まれるグルテンは腸内環境を悪化させている可能性がある。

野菜、発酵食品を摂取しましょう!

よく言われることですが、現代人は野菜不足です。

厚生労働省では野菜の目標摂取量を成人の1日あたり350g以上としています。

定食などにセットで付いてくる、サラダの小鉢が約70gなので、毎日これを5個分の野菜摂取量が必要となります。

これだけの量を毎日、摂取している人は少ないかもしれませんね。

野菜は蒸す、煮るなどすることによって生の状態よりも無理なく、たくさん摂取することができます。

発酵食品も腸内環境にとっては、とてもおすすめな食材です。

納豆、味噌、キムチやヨーグルトなど、発酵食品に含まれる良い菌が腸内環境を改善してくれます。

意識して野菜を摂取することが大切、そして発酵食品も摂取することで相乗効果が得られる。

腸内環境を整えることは健康になるだけでなく、

ダイエットや美容にも良い影響を与えます。

関連記事⇒【プレバイオティクスで腸内細菌を元気に!】腸内フローラ改善が健康の鍵

 

 

まだわからないことも多い“リーキー・ガット症候群”ですが、

今後、研究が進むにつれて様々なことが判明すると思われます。

わたしたちの腸内環境について知ること、そして食生活などを改善することが

確実に健康で過ごすための第一歩となります。

この記事が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました