おなかに良いイメージのある、ヨーグルト。
そのヨーグルトを食べても無駄ですよ! と言われたらどうですか?
最近は、“内臓脂肪を減らす” “プリン体を下げる” “風邪やインフルエンザに効く” など様々な機能性ヨーグルトが市販されています。
これらのヨーグルトは誰もが、その効果が得られるとは限らないのです。
今回は、自分にあったヨーグルトを選ぶポイントをご紹介します。
ヨーグルトを食べても無駄?!自分に合ったプロバイオティクスを選ぶ
ヨーグルト食べても効果はない?!
ヨーグルトって身体に良いイメージがあって
ときどき食べたり、飲んだりしてるけど、
いろんな商品があって迷ってしまう・・・
最近は様々な効果を謳う機能性ヨーグルトと呼ばれるものが
市販されていますね。
わたしは、ときどき“内臓脂肪を減らす”という
ヨーグルトを食べるけど、効果があるのかな?
もしかすると、そのヨーグルト
効果がないかもしれませんよ!
えっ!?
効果がないって、そんなぁ~
人それぞれ腸内環境は違う!
わたしたちの腸内には約100兆個ともいわれる腸内細菌が住み着いて、腸内フローラというものを形成しています。
腸内細菌の種類は数万種類にも及び、おもに善玉菌、悪玉菌、日和見菌というものに分類されます。
指紋が人それぞれ違うように、住み着いている腸内細菌の種類も人それぞれ違い、親子など近親者であっても全く同じものにはならないといわれます。
腸内細菌の種類(腸内フローラ)は子供のころに構成が決まり、
大人になってからは、ほとんど変わることはないのです。
すべての人に効果のあるヨーグルトはない
身体に良いイメージのあるヨーグルト、健康に気をつけて摂取されている方も多いのではないでしょうか?
“内臓脂肪を減らす” “風邪やインフルエンザ予防に” など魅力的な商品がさまざま市販されています。
ただ、そのヨーグルトはすべての人に効果があるとは限らないのです。
ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌などは、わたしたちの腸内細菌との相性によって効果が変わります。
なので、相性が良い腸内細菌をもっていなければ、効果が期待できない場合もあるのです。
ヨーグルトを食べても善玉菌は定着しない?!
ヨーグルトはどれくらいの期間、食べれば効果があるの?
ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌などのプロバイオティクスは
食べるのをやめると数日でいなくなってしまいます。
そうなの!?
それじゃ、ずっと食べ続けなければいけないの?
基本的には継続して摂取し続けることが大切ですが、
状況に応じて期間などを決めてもいいと思いますよ。
プロバイオティクス(善玉菌)は定着しない
内臓脂肪を減らす乳酸菌など、魅力的な善玉菌を含んだヨーグルトなどが市販されています。
どれくらいの期間、食べ続ければいいのでしょうか。
答えは、ずっと摂取しなくてはいけません。
残念ながらヨーグルトなどのプロバイオティクスと呼ばれる善玉菌は、摂取をやめると数日でいなくなってしまうのです。
腸内に住み着く腸内細菌の種類は、子供のころに決まってしまい大人になってから変わることはほとんどないのです。
では、腸内フローラが決まる子供のころに特定の善玉菌を定着させれば!
という考え方もありますが、たとえ子供のころであっても摂取した善玉菌が
必ず住み着いてくれるとは限らないようです。
腸内細菌については、わかっていないことが多い分野で、
今後の研究報告に期待したいところです。
効果的なヨーグルトの食べ方(1~2週間を目安に続ける)
ヨーグルトなどのプロバイオティクスは、腸内細菌として定着することはないということですが、
では食べても意味がないのか、というとそれは違います。
プロバイオティクスなどの善玉菌は、わたしたちの腸内細菌に働きかけ共に良い効果を発揮してくれます。
ただ、これには相性があるので1~2週間程度を目安に続けてみて効果がないようであれば他のヨーグルトを試してみるのがいいです。
効果が実感できれば続けて摂取することで、わたしたちの健康などをサポートしてくれることでしょう。
また、“風邪やインフルエンザ予防”を謳ったヨーグルトを冬などの期間だけ続けて摂取するというのもひとつの方法です。
ヨーグルトなどのプロバイオティクスは、ずっと摂取し続けなければならないという事実に、ちょっとガッカリした方もいるかもしれません。
ただヨーグルトなどプロバイオティクスは、わたしたちの腸内フローラにとって良い影響をもたらしてくれるものがたくさんあります。
自分自身の腸内細菌を大切にしたうえで、ヨーグルトなどを上手に活用しましょう。
自分にあったプロバイオティクス(ヨーグルトなど)を探してみてください。
この記事が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。